2014年10月27日月曜日

USポップ&ロックを聴きましょう

この間思わず、weezerのニューアルバム「EVERYTHING WILL BE ALRIGHT IN THE END」を買ったので、
本日はアメリカン・ポップ&ロックなバンドweezerのお話をしようかと思います。

幼き頃、「アタシが聴く音楽はニッチでイカしたインディー・ロックだけだゼ」
っていう自意識を拠り所に生きてきたのですが(しかし実際はニッチでも何でもなかったという)
今や私が聴く音楽はどんどん王道かつポップな路線になっています。

昔だったら、そのことを恥ずかしく思ったりバカにしていたと思うけど、
もはやそういう聴き方を隠す気はなくなり、「アンタしょっぱいね」と言われても
デヘヘとはにかみ照れ笑いをして流す程度には、アタクシも大人になりました。

音楽と思春期とアイデンティティの話は、以前アツく語った力作ブログがありました。
よしわかった、ノスタルジーな気分と共に、自意識というものを振り返ってみよう。


さて。
音楽の聴き方も丸くなったので、昨年あたりからはよく我が青春時代の定番こじらせソング
(ELLEGARDENとかGREEN DAYとかRADWIMPSとか)を好んで取り上げることも多かったです。
が、それとは別に王道なUK・USロックなんかも聴きかじるようになりまして。
それこそOASISとかradioheadとかRed Hot Chili Peppersとか。

その流れで改めて聴くようになったのがweezerです。
確かはじめてweezerを知ったのは、2005年とかでした。


そうそう、これこれ。
2005年発売のアルバム「Make Believe」に入っている「Beverly Hills」という曲。
例によってMTVでヒットチャートを流し見ている時にたまたま目についた曲です。

2005年といえば、前回のブログでも書いたけど高校受験をしていた時期で、
Make Believeがリリースされた頃には、高校1年生になっていたと思います。

その頃の私はちょうど、高1ながらに一足早く高2病をこじらせていました。
つまり、ELLEGARDENなどのロキノン系や、GREEN DAYなどのパンクロックを好んでいた頃で、
常に何か見えない敵に反抗するがごとく刺々しいムードで日々を過ごしていたわけですけど、
そんな中、ちょっと毛色の違うweezerを聴いた時、とても新鮮に感じたことを覚えています。

リア充風なスクールライフを背景に、少し地味めなメガネの男たちが鳴らす重たいギターサウンド。
なんだろう、GREEN DAYのようなパンクさはないけど、なんかカッコいい音だなー
とかそんな印象を持っていたような気がします。


そんなBeverly Hillsがリリースされた2005年はどうやら、
weezerはサマーソニックに出ていたようで。しかも同じ年に日本ツアーもやっている。
その後2009年にはフジロックのヘッドライナーとして来日。ああ、聴いてみたかった。
そういやボーカルのリヴァースの奥さんは日本人なんですな。





で、今月10月にリリースしたニューアルバム「EVERYTHING WILL BE ALRIGHT IN THE END」の中では、
初っ端の「Ain't Got Nobody」と「Back to the Shack」が良いです。
個人的にweezerって、Beverly Hillsのような重ためのギュンギュンしたギター・サウンドのイメージが強かったので、
この2曲はまさにそんな感じで、うおーってなりました。
…わたくし、音楽の技術的な知識とかボキャブラリーが乏しいので大変恐縮なのですが、
アルバム内に入ってるインタビューコラムの言葉をお借りすると、
“へヴィでクランチーなギター・ロック・アルバム”だそうです。くらんちー。


なんというか、新時代の幕開け感がある曲です。と思います。
何にとっての新時代か?
weezerにとってかもしれないし、ファンにとってかもしれないし、
音楽業界とかロックンロールにとってなのかもしれないし、
もはや都合の良い解釈にして、自分にとって、なのかもしれない。
すみません、かっこつけました。




そんなエネルギッシュなオープニングも良いけど、
後半にある「Go Away」がザ・ポップで良い感じ。
女性ボーカル誰だろう?と思って調べたら、
ロサンゼルスのインディーバンドBest Coastのベサニー・コセンティーノという人物だそう。
こちらのバンドも今度ちゃんと聴いてみよう。

参考:ウィーザー、新作より“Go Away”ほか3曲のアコースティック・セッション映像公開

何度でも言いますが、最近はわりとポップな気分でして。

世の中の音楽好きのみなさんへ

いやしかし、近頃は世知辛いもんで、
どんな音楽をすきと言おうと毎度必ず「●●厨」「ニワカ」「ダサい」「中二」「オシャレ気取り」
などの小馬鹿にする野次が飛び交いがちなので、なかなか生きにくい時代です。

ただ、周りはピーピー言うかもしれないけど、
すきな音楽をすきなように聴いて、束の間の現実逃避を楽しんだり、
気分が晴れやかになる人が少しでも増えるように、
誠に勝手ながら、私はこれからもエールを贈りたいと思います。

Everything will be alright in the end.
結局全てはうまくいくゼ!!!

かしこ。